メンバー

研究室メンバー(2024年4月現在)

研究員

  • 稲垣 理香 Rika Inagaki

博士後期課程

  • D3

    • 林 亜希恵 Akie Hayashi
    • 寺尾 香那子 Kanako Terao
    • 吉田 卓司 Takashi Yoshida
  • D2

    • 鹿島 恵理 Eri Kashima
  • D1

    • 真鍋一生 Issei Manabe
    • Nang Mou Hline San

博士前期課程

  • M1

    • 川本 心羽 Miu Kawamoto
    • 野田 萌栞 Honoka Noda
  • ゼミ外観
  • ゼミ室内

ゼミ院生による自己紹介

名前林 亜希恵 (Hayashi Akie)
学年博士後期課程3年
キーワード領域別援助要請スタイル,学校適応,自尊感情,学級風土
研究内容
(領域)
学業領域では,よく考えてから質問するという自律的援助要請が学業達成上,適応的であるといわれています。一方で,進路の悩み,自分自身の悩み,人との関係の悩みなどの領域では,困った時や悩んだ時に,どのように援助を求めることが効果的であるのでしょうか。ここから,さまざまな領域における援助要請スタイルと適応との関連について研究を行っています。援助要請を控える児童生徒が少なくないという多くの指摘から,援助要請促進の要因について,教師からの援助要請スタイルに関する指導や学級風土の観点から検討を進めているところです。
自己紹介体を動かすことが好きです。体力勝負の論文執筆や臨床活動などで負けないように,体力をつけていきたいと思っています。体力も筋力もないのに,ボルダリングやトランポリンなどに挑戦することがあります。一方で,天体観測や読書も好きです。院生同士で互いに助け合いながらさまざまなことに取り組んでいきたいと思います。よろしくお願い致します。
研究業績林 亜希恵・中谷 素之(2018). 高校生における領域別援助要請スタイルと援助評価との関連 東海心理学研究 第12巻 pp.17-26.
林 亜希恵・中谷 素之(2020). 高校生における領域別援助要請スタイルと学校適応との関連 発達心理学研究 第31巻 pp.55-66.
名前寺尾 香那子 (Terao Kanako)
学年博士後期課程3年
キーワード動機づけの社会的伝達,教師の動機づけ,内発的動機づけ
研究内容
(領域)
教師の動機づけは学習意欲を考えるうえで切り離せない要因の一つであり,近年盛んに研究されています。では,こういった教師の動機づけはどのように学習者に伝わり,影響するのでしょうか。この問いについて,動機づけの社会的伝達(Social Contagion of Motivation)というモデルから検討しています。最近では,教師から学習者へ動機づけが伝わるプロセスを調整する要因などについて研究しています。
自己紹介日々の積み重ねを大事にしながら,誠実に研究と向き合っていきたいと考えています。どうぞよろしくお願い致します。
研究業績寺尾香那子・中谷素之 (2019). 教師の内発的動機づけが学習者の期待形成および内発的動機づけに与える影響 日本教育工学会論文誌,43(2),117-125.https://doi.org/10.15077/jjet.43014
寺尾 香那子・中谷 素之・梅村 慶嗣 (2022). 初年次学生における教師から学習者への動機づけの伝達――進学動機を調整変数としたプロセスの検討―― 応用心理学研究,47(3),190-199.https://doi.org/10.24651/oushinken.47.3_190
名前稲垣 理香 (Inagaki Rika)
学年博士後期課程3年
キーワード学習観,外国語不安,日本語学習,感情
研究内容
(領域)
日本語教育では,学習者の母語を使わず日本語だけで日本語を教えることが多いです。外国語教育において学習の目標となる外国語のみを使うことには,外国語を使う機会が増え学習が進むことがある一方,授業の内容が理解できず不安に感じるなど,学習に支障が生じる場合もあります。Inagaki and Nakaya (2021) では,日本語不安と日本語使用に対する学習観,タイ人教師と日本人の日本語使用量が与える学習者の日本語使用量への影響を検討しました。現在は,日本語学習で外国語のみでの教授する授業において,学習者がどのような感情を抱き,その感情によって外国語学習にどのような影響があるのかを研究したいと思っています。研究を通じて,効果的な学習につながる日本語や学習者の母語の使 用について考えていきたいと思います。
自己紹介この研究科に入る前は海外で日本語を教えていました。現在も少しですが日本語学校でビジネスマンを対象に日本語を教えています。日本語を教えることで,学習者の国のことも日本のことも知ることができ,仕事ながら日本語を教えることがちょっとした息抜きのようになっています。ゼミの皆さんと刺激し合いながら勉強できればと思います。
研究業績Inagaki, R., & Nakaya, M. (2022). Relationship Between Japanese Language Anxiety, Beliefs About Learning, and Language Use in Japanese Language Classes. European Journal of Educational Research, 11(3). 1327-1336. https://doi.org/10.12973/eu-jer.11.3.1327
名前吉田 卓司(Yoshida Takashi)
学年博士後期課程3年
キーワード学業的援助授与,学業的援助要請
研究内容
(領域)
他人に質問するなどの援助を求める行動は学業的援助要請と呼ばれ,学習者にとって望ましい学習態度であり,学習成績の向上に影響を与えることが明らかになっています。それに対して,わからないところを友達に教えたりするといった学習における援助行動については,これまでほとんど研究が行われていません。そこで,学習における援助行動を学業的援助授与と呼び,学業的援助授与についての基礎的研究を行っていきたいと考えています。
自己紹介私は現在,県立高校に勤務しながら,大学院で研究をしています。高校教諭としてこれまで多くの人々と出会い,多くの素晴らしい時間を共有してきました。毎日大変忙しい日々を過ごしていますが,これから出会うであろう多くの人々や高校生などの力になれるように頑張っていきたいと思います。
研究業績吉田卓司(2020).高校生の学業的援助授与と学業的援助要請との関連について 日本教育工学会論文誌, 44, 37-40.
吉田卓司・松浦 均(2018).高校生の学業的援助授与および抑制態度における検討-達成目標志向性およびコンピテンスの認知による因果モデルの構築- 三重大学教育学部研究紀要, 69, 279-289.
吉田卓司・南 学(2016).ジグソー法を用いた高校数学の授業実践およびその効果 三重大学教育学部研究紀要, 67, 237-244.
名前鹿島 恵理 (Kashima Eri)
学年博士後期課程2年
キーワード教師の指導スタイル,子どもの動機づけ,学校適応
研究内容
(領域)
子どもに自己決定を促したり,どうしたらよいか考える機会を与えたりする指導は自律性支援といい,子どもの動機づけやエンゲージメントを高めるとされています。実際の現場では,自律性支援以外にも,順を追って分かりやすい説明をしたり,目標を明確に伝えたりするなど様々な指導行動がみられます。具体的にどのような教師の指導行動が子どもの学業達成や学校適応に影響を与えるのかを,研究によって明らかにしたいと思っています。
自己紹介スクールカウンセラーをしています。現場での実践と研究を両立させていきたいと思っています。
研究業績鹿島恵理(2022). 教師による欲求支援・阻害行動と児童の基本的心理欲求充足の関連
―縦断的変化に着目して― 日本教育心理学会総会第64回発表論文集, 375.
鹿島恵理(2023). 教師の欲求支援・阻害行動が小学生の基本的心理欲求充足に与える影響 応用心理学研究, 49(1), 50-51.
名前真鍋 一生(Manabe Issei)
学年博士後期課程1年
キーワードコスト,期待価値理論,動機づけ
研究内容
(領域)
学習時に上手くいかなかったらどうしようと不安になったり,他のことをしたいのに学習のために時間が無くなったりと,様々な種類の負担を感じることがあります。このような負担の捉え方に焦点を当てて研究を進めています。
負担を肯定的に捉えるか,否定的に捉えるのか,その信念によっては負担が学習にポジティブな影響をもたらす可能性について,検討しています。
自己紹介大阪から名古屋へ移り,3年目がスタートしました。1人暮らしにも慣れてき,ようやく少しは地に足着けて研究を進められるようになったかなと思います。
博士後期課程の3年間も多様なことに挑戦し,実りある3年間になるように,頑張っていきたいと思います。
名前川本心羽(Kawamoto Miu)
学年博士前期課程1年
キーワード目標構造,教師の指導行動,仲間関係,エンゲージメント,学業的援助要請
研究内容
(領域)
学部時代は,学業的・社会的目標構造と学業的援助要請との関連についての研究や,生徒間関係に関する研究を行いました。現在も,そのような児童生徒の学びを支える教室環境(目標構造,教師の指導行動など)に関心を持ち,研究に取り組んでおります。昨今の日本の教育では,小学校での教科担任制,ICT機器の使用など,児童生徒を取り巻く教室環境・学習環境に著しい変化が見られます。その中で,「どのような教室環境や学級づくりが求められるか」について,教育社会心理学の切り口から考えてまいります。
自己紹介小学校で始めた野球と書道を現在も続けております。研究に取り組む体力や集中力を養うべく,趣味レベルを超えた熱量で活動中(もちろん,研究に支障をきたさない程度に…)。好きな球団は中日ドラゴンズ。そろそろ優勝が見たいです。
名前野田萌栞(Noda Honoka)
学年博士前期課程1年
キーワード英語学習, 動機づけ, 協働学習, 目標設定
研究内容
(領域)
卒業研究では, 英語の協働学習場面における社会的目標構造と学習価値, 学習動機の関連について研究を行いました。現在は, 英語学習における困難な状況の対処法について関心を持ち, 今後は目標設定の観点から研究を進めていきたいと考えています。
自己紹介学部時代は, 外国語学部で英語を学んでいました。英語学習と心理学の2つの観点から研究を進めていきたいです。趣味はおいしいご飯を食べることとサッカー観戦です。特に東海圏のおいしい食べ物, おすすめの場所や料理があればぜひ教えてください。また, 名古屋グランパスを応援しているのですが, 推しの選手が次々と移籍してしまうのが少し寂しいです。新しいことに挑戦することが好きで, 常に成長し続けることを目指しています。どうぞよろしくお願いします!

院生によるゼミ案内

  • ゼミ風景
  • ゼミ紫陽花